メッセージ

神様の愛に応答して生きる人生

何人もの従業員を抱える葬儀屋がいました。彼の仕事はいつも完璧で、家庭にあっては良き夫、父であり、周囲の人々からも尊敬されていました。彼はいつでも黒い、古びた小さな手帳を持ち歩き、葬儀の最中でも何か一生懸命に書き込んでいました。そこに何が書かれているかについて、人々は憶測し合っていました。
ある日、仕事中に彼が心臓麻痺(まひ)で亡くなり、4日後に葬儀が行なわれました。教会は多くの参列者であふれていました。講壇に立った夫人の手には、うわさの「黒い手帳」がありました。彼女はそれを開きながら、ゆっくりと話し始めました。
「今日はお集まりくださりありがとうございます。私は夫がどんな人間であったかを皆さんにお話したいと思います。この小さな手帳の最初の部分を読み上げてみましょう。
1920年4月17日、 メアリー・フラナリ―
1920年8月 8日、 フレドリック・プリッチャ―ド
夫は葬儀を執り行うたびに、一人ぼっちの人を見つけると、その人の名をこの手帳に書き込んでいたのです。そして毎年、クリスマスにこのリストの人々を一人ずつ家に招待し、ともに食卓を囲んだのです。夫は神様が自分に注いでくださった愛を深く体験していました。だからこそ、孤独な人に愛の配慮をすることで神様に応答していったのです。彼は50年もこれを続けてきたのです」
神様の愛に突き動かされ、誠実に人生を歩んだ彼の心に感動し、涙を流さない参列者はいませんでした。

みことば
『まことに、あなたがたに言います。あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、それも最も小さい者たちの一人にした ことは、わたし(イエス・キリスト)にしたのです。』

マタイの福音書25章40節