永遠に残るものは、“ことば”

レオナルド・ダ・ヴィンチは「モナ・リザ」「最後の晩餐」「受胎告知」などの不朽の名作絵画だけにとどまらず、哲学、音楽、解剖学・天文学と、あらゆる方面にその才能を発揮しました。
そんな彼が晩年を迎えたある日、愛弟子だった助手が「先生、あなたの偉大なお仕事は、永遠に残ることでしょうね」と言いました。ところが、ダ・ヴィンチは大きく首を横に振って、「いや、私の成したことなど、何も残りはしないよ」と言ったのです。驚いた助手は「たとえお仕事が残らなくても、先生が私たちに示してくださった優しいお心は、いつまでも残るはずです」と申し立てました。しかしダ・ヴィンチは、やはり首を横に振り「人間の友情も愛も、永遠に残ることなどはない」と答えたのです。年若い助手は、尊敬する師匠の思わぬ返答にすっかり意気消沈してしまいました。その姿を見たダ・ヴィンチは、弟子の方をたたいて「そう失望しなくてもいい。ことばは永遠に残る」と言い残して、部屋を出て行ったのです。
彼の語った「ことば」とは、「神のことば」のことでした。万能天才とたたえられたダ・ヴィンチは、聖書の力と永遠性を、誰よりも深く知る人だったのです。

みことば
神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄の分かれ目さえも刺し通し、心のいろいろな考えやはかりごとを判別することができます。

ヘブル人への手紙4章12節